一般的ながん検査の種類と体験した感想

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 がんの治療に一番有効なのはなんといっても早期発見と言えるでしょう。
もちろんやみくもに検査を受けるわけにはいけませんが、自覚症状のある人は出来るだけ早くかかりつけ医や専門医に。また自覚症状のない人も定期的に健診をし、異常が見つかったなら早急に受診しましょう。

下に書いてあるのは、一般的ながんの検査法です。私が受けたことがある検査は感想を載せていますので、参考にどうぞ。

X線(レントゲン)検査


  医療用の放射線のX線を当てて行う基本的な画像診断。がんの有無を調べる一次検査(スクリーニング)で広く 用いられています。エックス線は、人体を通り抜けるので、それを利用して通り抜けたエックス線を画面に映します。画像の透過の濃淡で体の様子を調べる検査です。

 

CT(コンピュータ断層撮影)検査


 多方向からエックス線を照射して X線画像をコンピュータ処理して、体の輪切り(断面)画像を撮影することが出来る検査法。  横になり装置のトンネル状の筒の中に入って撮影されます。

造影剤を使わない単純CT撮影と造影剤を使用する造影CT撮影があり、まず単純CT撮影を行い、必要があれば、造影撮影も行われます。
造影剤を注入されると身体が熱く感じることもありますが、数秒で元に戻ります。
私の場合は腹部から体中に熱い気体が流れるような感覚でした。血管や内臓に広がり、口や尻から熱気が噴出するかと思いました。

他に、らせん状に撮影するヘリカルCTや、臓器を立体化して画像にできるマルチスライスCTがあります。

MRI(磁気共鳴画像)検査


 X線でなく磁気の共鳴を用いた検査法。 CTと比べて、放射線被ばくがないことや骨の影響を受けず、脳などもきれいに映せるといった利点があります。しかし、その反面で装置内が狭くて閉所恐怖症の人には適さないことや、検査時の音がかなり大きいなどの難点もあります。

現在は、従来型の様に狭いトンネルに入り閉ざされるクローズタイプではなく、オープンタイプという周りが見えるタイプの装置があります。このオープンタイプなら狭いところが苦手な人や、子供も安心して検査が受けられるでしょう。


まるで工事現場かと思うようなガーンゴーンという大きな騒音が響く中、狭い空間でろくに身動きもできず、時間も約30分と結構かかりました。体感的には倍以上に感じましたが、これも健康の為と思えばなんのその・・・・・・ 次はできればオープンタイプでお願いしたいです。

PET検査


 がん細胞の性質を利用した検査法で、がん細胞の目印として付着する物質を注射した後、 装置でがん細胞だけを映し出し、診断します。

がん細胞は正常細胞の3~8倍のブドウ糖を取り込むといわれ、その性質を利用しています。ブドウ糖に近い成分の薬を注射して体中に流し、その薬が多く集まっている箇所ががんである可能性が高いと言われています(がん細胞がその薬をたくさん取り込んでいる為)。

5mm程の小さな初期のがんでも発見することができ、 全身を一度に調べることができます。薬を注射して、その検査薬を体中に行きわたらせるため約1時間程リクライニングシートでくつろぐ、そして撮影。時間は30分程要しました。

私の場合は喉の部分にかなりの集積があり、「がんの疑いあり」という結果がでたが、病院の最終的な診断では炎症であろうということでした。(炎症部分にも集積するらしい)


料金もなかなか高いですが、一番驚いたのが検査した日は妊婦や乳幼児にはなるべく接触しないでほしいということ。なんでも薬から放射能が発生するらしく、それが尿で排出されるまで丸一日かかるからだそう・・・・・・・・・。

まあ、大人は特に問題ないらしいという事ですが。

検査料は一回10万円前後で健康保険適用でも3割負担で約3万円程になります。(検査機関によっては分割もできるようです。)

腹部エコー検査


 体表から超音波を発信して、その反射波(エコー)を映像化する検査法。腫瘍の有無だけでなく、大きさも 分かります。検査したい部分にゼリーを塗り、プローブという手の平大の装置をその部分に当て超音波を発信します。

そしてはね返ってくる反射波(エコー)を受信し、画像化したもので診断を行います。検査機械の中に入って窮屈な思いをするわけでもなく、痛みもないので安心して受けられます。


上部消化管内視鏡検査(胃カメラ


 喉に局部麻酔を行い、直径7mm程のファイバースコープ(先端にカメラの付いた管)を通して検査します。検査時間は10分~15分程

私が検査を受けた時は、病院側には「管の先端が喉を通るときに一瞬のどが詰まる感じで、通ってしまえば苦痛はさほどない」と言われましたが、スコープが喉の奥に触れていて、検査中ずっと えずきっぱなしでかなり苦しみました。

病院によっては経鼻内視鏡検査といって鼻からスコープを入れる検査があり、鼻から入れた場合は、喉の奥の舌根(ぜっこん・・・触れると反射的に吐きそうになる部分)に触れる事なく、検査が行えるので、吐き気をほとんど感じることがなく、負担もすくないそうです。

下部消化管内視鏡検査(大腸内視鏡)


 肛門から直径10㎜程のカメラの付いた管を挿入して、先端に付いたカメラで画像を映して、大腸内部を調べる検査法です。

病院によって指導が違うようですが、二日くらい前から食事制限を行い、消化の悪いもの(海藻類、玉ねぎ、シイタケ等)や繊維の多いもの(ごぼう、さつまいも、大根等) 種のあるもの(きゅうり、トマト等)を避けるようにします。検査前日の夕食は、素うどん等消化の良いものしか食べられません。また、エマニクリンという検査用の食事セットもあります。

当日は絶食で、約2リットルの下剤を200mlずつ時間を決めて飲みます。腸内の便を全部出しきってしまわなければなりませんので、出きらなければ下剤を追加する場合もあります。

回数を重ねるごとに水分しか出なくなっていきます。色が薄くなり、カスが混じらなくなればOK(看護師が便を見て判断します。)です。ここまでで2,3時間程かかります。


腸の動きを抑制する注射をうち、検査台に横向きに寝て検査を行います。麻酔は希望すれば受けられますが、全身麻酔を行わなければ、自分もモニターを見ながら説明を受けられます。

痛みは医師の技術しだいだそうで、私が検査をうけたときは腹が張る感じはありましたが、それほど痛みはありませんでした。検査時間15分~30分程

血液検査による腫瘍マーカー検査


 がん細胞ができた時に血液中に増える物質の検査。 腫瘍マーカーには、さまざまな種類があり、どんながんでどのマーカーが増えやすいかわかっています。
喫煙やがん以外の病気でも上昇するマーカーや、がん細胞の増減を厳密に反映しない場合もあり、 あくまで補助的な目安として用いるのが一般的です。

私も病院に行くたびにこの検査をおこなっていますが、良くても悪くても私の主治医は「××さんのはあまりアテにしてない」と言います。(笑)

病理検査


  患者から採取した細胞や組織、分泌物などを調べる検査。組織の一部をとって調べる組織診 と、タンや尿に含まれる細胞や粘膜を調べる細胞診とがあります。

マンモグラフィー検査


  乳房を片方づつ板でつぶすようにはさんでX線撮影する検査乳房をできるだけ平らにつぶして撮影するため、人によっては少し痛いこともあるそうです。



 がんの検査法はこの他にもありますが、よく耳にする検査法は大体このくらいになります。

がんに限らず定期的に健康診断を受けることが大事です 面倒がらずに病院へ行きましょう。

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