”がんの転移を叩く” 大腸がん悪化の「目印」特定 転移予測の実用化目指す

投稿日:

がんがやっかいな病気であることの大きな要因の一つががん転移です。

最初にがんができる場所によって、転移しやすい場所も違います。
例えば大腸がんだと まず、肝臓、肺への転移が多く考えられるそうです。

その臓器のみの転移でまだ初期の段階であれば、その転移した腫瘍を取り除ければ良いのですが、がん細胞の恐ろしい所は血液やリンパの流れに乗って体中に広がって行くと言う事です。

がんの転移について

転移の起きやすさを予測し効果的な治療を行い、転移する前に叩いてしまえれば、がんでの死亡率も格段に下がることでしょう。

そのための研究が京都大学で行われているそうです。

大腸がん悪化の「目印」特定 転移予測の実用化目指す

大腸がん悪化の目印となる分子を京都大などのグループが見つけ、3日発表した。この分子に特定の化学変化が起きていると、がん細胞が別の場所に移って転移しやすくなり生存率が低かった。大腸がんの転移を予測する診断法はまだ確立されておらず、数年後の実用化を目指している。
大腸がんの死亡率は男性では肺、胃に次ぎ3番目、女性では最も高い。死亡するケースの大半は転移が原因だ。
グループはマウスを使って転移を起こす大腸がんの細胞を研究。「Trio(トリオ)」というたんぱく質の特定の部位に化学変化が起きていると、がん細胞の運動を促す分子を活性化させることがわかった。
京大病院が保存する中程度の大腸がん患者115人のがん細胞を調べると、70人でこの化学変化が見られ、2割が診断から5年以内に転移で亡くなっていた。一方、化学変化が見られなかった45人はこの間、全員が生存していた。
グループの武藤(たけとう)誠名誉教授(実験腫瘍〈しゅよう〉学)は「患者の転移の起きやすさがわかれば、効果的に治療できる可能性がある」と話す。成果は米がん学会の学術誌電子版に掲載された。(阿部彰芳)

朝日新聞 阿部彰芳

-がん関連のニュース・情報
-,

Copyright© がんと闘う、がんに勝つ , 2018 All Rights Reserved.