電子タバコから発がん性物質を検出 政府が規制を検討

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電子タバコからホルムアルデヒドなどの発がん性物質が検出されたという
研究結果が報告され、11月27日に厚生労働省は専門家を集め
電子タバコの安全性について初めて議論を行い、「電子タバコの健康への影響は否定出来ない」という意見で一致しました。

政府は今後、電子タバコへの規制を検討する方針だそうです。

流行の電子たばこから発がん性物質を検出

千葉県にあるライブハウス

集まった人たちが吸っているのは電子タバコです。

Q.いつから電子タバコを吸っている?
「3か月前くらい イベントで流行ってるの見て
吸ってみたいと思って」

女性:「吸いやすいのと(私は)もともとたばこは吸ってないんですけど
自然に生活に入ってきた感じ」

 
国内でも急速に広まっているVAPE(ベープ)と呼ばれる新型の電子タバコ

カートリッジに入れた溶液を電気で熱し 蒸気に変えて吸いこむ
バニラやオレンジなど香りは様々 ニコチンを含んでいないものが殆どですが
ニコチン入りのものもあります。
 
電子タバコを吸い始めて1年になるKさん(35)。ニコチン入りの商品を使っています。

Kさん「紙巻きたばこ(普通のたばこ)を吸ってたんですけどどうしても止めたくて
やめる方法を模索してた時にニコチン入りの電子タバコを知って、吸うようになりました。」

国内では販売不可だがネットで購入できる

ニコチン入りの電子タバコ溶液の販売は国内で認められていません。

このため海外からインターネットで個人輸入しています。
kさんはアメリカのサイトから購入していました。

電子タバコのサイト上で18歳以上かの質問に答え、後はニコチンの強さなどを選ぶだけで、簡単に購入出来る様でした。

 
かつては一日20本のたばこを紙巻きたばこを吸っていたと言いますが、電子タバコを
始めてからは紙巻きたばこは吸っていないと言います。

Kさん「飲み会で喫煙者がいる時に(紙巻きたばこを)やめて1年になるんですが、
吸いたくなることがあるので (電子タバコを)箱に入れて持ち歩いています。 救われたと思っています 僕は。」

発がん物質の濃度はタバコの10倍以上

現在、国立保健医療科学院で電子タバコについて研究が行われています。

生活環境研究部長の欅田(くぬぎだ)尚樹氏の説明によると
複数の電子タバコの蒸気からホルムアルデヒドやアセトアルデヒドなどの
発がん性物質が検出されたそうです。
 
これらの発がん性物質は紙巻きたばこの煙にも含まれていますが
研究班は紙巻きたばこと比べ10倍以上高い濃度のホルムアルデヒドが
検出された商品もあったといいます。

 
欅田氏はさらに

流通しているどんな「電子タバコ」の溶液でも発がん性物質が発生する可能性があり、
吸っている本人だけでなく周りの人の健康に悪影響を及ぼす可能性があると指摘します
 
欅田氏「溶液が熱を加えられて酸化すると発がん性物質が出てくるものですから
どういった状況でも発生する可能性はある。 電子たばこという商品そのものを規制していく事をしないと・・・・」

電子たばこ 規制を検討 健康への影響「否定できない」WHOも勧告

厚生労働省は11月27日に専門家を集め「電子たばこ」の安全性について初めて議論を行いました。

この場に”発がん性物質検出”の研究結果も報告され専門家委員会は「健康への影響は否定できない」という意見で一致しました。

そもそも日本ではタバコは葉タバコを原料にしたものとされているため、電子タバコはタバコとして扱われず規制もありません。

未成年がニコチン入り電子タバコを海外から取り寄せて吸っても取締りできないのです。

 

フランスなど欧米各国では未成年への販売が禁止になるなど規制の動きも進んでいて、WHO=世界保健機関も今年の8月に「健康への深刻な脅威」だとして規制を設ける様各国に勧告しました。

流行の電子たばこ「大麻」味まで出回る 政府が規制を検討

さらに危険ドラッグ吸引に悪用される可能性もあるとして早急な規制を求める専門家もいます

国立がん研究センター 望月由美子部長がこう答えていました

「いろんな甘いフルーツ味やキャンディー味、最近は大麻味のようなものも出てきているので好奇心を刺激するようなものになっていると思います。 より強いニコチンを求め喫煙の方へいくと。 あるいは、より強いドラッグ作用を求めて危険ドラッグの方へいく、両方の入り口になりうる製品群だと思います。」
 
政府は今後 専門家委員会の議論をふまえ、電子タバコのあり方について検討していく方針だそうです。

Nスタ(TBS)

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